Matlives ~マットリブス~ 2代目

Unityでゲーム作ったり遊んだり。細かい備忘録も兼ねて書いてます

「ゲームを作る」ってなんだんだ?

Unity触り始めて早3年,同人ゲームとかインディー界隈に興味を持ち始めてバカやり始めてから早1年たつので、

そろそろ真面目な話をば。

注意

かなり個人の偏見にまみれた記事になってますので、どうか参考程度に読んでください。ゲームを作るモチベが上がったとかそういうこと以外で変にこの記事に触発されないでください。

目次

 はじめに

僕がなんでこんな記事を書く気になったかというと前にTLで流れてきたツイートがすごく引っかかったから。(どのツイートか見つけることができなかったのでどんなことが書いてあったかを雰囲気で記します。記憶があいまいなので大部分改変していると思うけどゆるしてください)

ゲームを作るために絵を学び、ゲームを作るために音楽を学び、ゲームをつくるために演出を学ぶ。それすべてを学ぶためにゲームを作ることあきらめた。

 ゲーム作るって何がいるんだ?

そもそもゲームって作るのに何がいるんだという話から。

常識的に考えてゲームを「遊んだ」立場の人間の大部分はゲームを「作った」立場にたったことがないと思うのでよくあるRPGゲームの進行をロールプレイしながらゲームに必要なものを考えてみる。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51nz5XpNHuL._SX342_.jpg

メイドイン俺」。ゲームを遊ぶ立場の人たちにゲームを作る立場のことを考えさせた名作だと個人的に思う。

よくあるRPG

じゃあ簡単にRPGを1作作ってみる。

 (あらすじ)王女が魔王にさらわれた!勇者は彼女を助けに行く

 (システム)マップを歩いて敵と遭遇、倒した分だけ強くなる

 (マップ)広く広大な世界

 (音楽)純ファンタジー風で

 (進みかた)町に着く→困りごとをしている人を助ける→ダンジョン→次の街へ、の繰り返し

 

・・・ざっとこんなもんでゲームの形は見えてくるだろう。

必要なもの

では必要なものを考えていく

 

まずゲームを開発する環境とプログラミングの知識!これがないと動かない。次に絵!勇者や魔王のビジュアルがないと話が進まない。次にシナリオ!破綻しないようなシナリオじゃないと気持ちよくゲームはこなせまい。次に音楽!無音じゃ寂しいからね。次に演出!次にアニメーション・・・

 

まとめるとこのRPGを作るためにはこれだけのものが必要だそうだ。

・プログラミングの知識

・絵を描く才能

・自然にものを動かす才能(アニメーションの知識)

・作曲する才能

・芝居を作る才能

・演出をする才能

デバッグに耐えうる精神力

補足するとこれはあくまで「ゲームを作る」だけで要求される事柄でここからさらに「ゲームを遊んでもらう(売る)」ためにマネジメント、広告の知識も必要になるし

仮にこれが3Dなどさらに高度な条件を足すと3DCGの知識、筋肉の動き方の知識などの新たに必要なものが増えてくる。

ゲームと演劇

ここまでゲーム作りに必要なものを列挙してきた。多い。とにかく要求されているものが多いというのが大多数の感想だと思う。しかし、(特に個人の)ゲームクリエイターはこれだけのものをこなしているのだ。どうだすごいだろう。

 

ところで、この要求されているもの。逆にこれら大部分を要求する創作物はいったいどれくらいあるだろうか。

 

僕が真っ先に思い浮かべたのは「演劇」だ。

演劇とは、生身の俳優が舞台上で、仕草や身振り、表情や台詞などを用いて演技し、物語や人物などを観客に対して見せる芸術である。大抵は、作者(劇作家)がいて、筋書き(戯曲台本)が書かれ、それにもとづき(俳優が稽古をし)俳優が舞台上で、言葉・動作・台詞などを用いて演じて表現する。 

用いられる芸術分野は多岐に渡り、音楽舞踊舞台音響舞台照明舞台美術舞台機構、時には観客席側も含めた劇場空間、さらには劇場の建築物としてのデザインにまで至ることもある。演劇のために劇作家が執筆する戯曲は、それ単体でも文学作品となりうる。 

wikipedia 演劇のページからの引用

 

この演劇の説明通りならば演劇には

・俳優

・演技指導・演出

・音楽家

・劇作家

・建築家(舞台)

が少なくとも必要そうである。

これをゲーム制作に直すとこうなる。

・俳優←絵で描く←絵の才能

・演技指導・演出←演出の才能・プログラミング・アニメーションの知識

・音楽家←音楽の才能

・劇作家←芝居の才能

・建築家(舞台)←絵で描く←絵の才能

 

全部上で述べた必要なものが必要になってくる。

つまり僕らは演劇をも作れる才能をもってしてやっとこさゲームを作ることができるのだ。

(これはあくまで例えです。どっちの方が作るのが難しいだとか高尚だとかをいいたいわけではありません。そもそも現実とデジタルの創作物を比べるなんてばかばかしいい話でしょう?)

まとめ

やっぱりゲーム作るって大変だと思うし、辛いところもあると思うけど、それでゲーム制作を断念するってことは本末転倒というか手段と目的が逆転しているんじゃないかな、とも思う。人サマに見せられないようなもの作りたくない、出したくないっていう気持ちは痛いほどわかるけど出さないことには何も始まらないことには変わりないし。

こんな記事でもここまで真面目に読んでくれているってことは根性や精神力はあるんだから、一度お蔵入りした作りかけでももっかい作り直してみてはいかがでしょうか。

 

で、ゲームを作ったことのない人へ。この記事はかなり大げさに書いてますが、今でこそUnityやツクールがあるんだから(よほど高望みをしないかぎりは)ゲーム作るのは思っているより簡単かもしれませんよ。一度トライしてみてはどうでしょう。

 

不真面目なあとがき

ここまで書きなぐってみたけど絶対矛盾してる箇所とか論理飛躍してる箇所がでてくるとおもうけど目をつむるかこっそり教えてくれるとありがたいです。

あ、あとこの記事は自己啓発も兼ねて書いてます。あーあ、さっさとゲーム作ってみんなにちやほやされたい←モチベ